英語学習の目標を設定する際、TOEICを思いつく方は多いかと思います。点数って成長具合が分かりやすいですもんね。
そんな方にひとつ目安としてお伝えしたいこと。
もしTOEICを目標とするのであれば730点をまず目指してみてください、ということです。
なぜTOEIC730点取得を目指すかというと、このレベルが趣味英語と実用英語の分岐点であり、自分の人生において英語がどの程度重要なものなのかということを判断する一つの目安スコアだからです。
目次
趣味英語と実用英語
私なりの趣味英語と実用英語の定義は以下の通りです。
<趣味英語>
- そこそこ日常英会話のキャッチボールができる。
- ドラマや映画は英語の字幕があると、だいぶ理解ができる。
- 海外旅行では、英語の心配はしなくても大丈夫なレベル。
<実用英語>
- 英語を使った仕事にエントリーできるレベル。
- ビジネスシーンで使われる定型文にも馴染みがある。
英語を趣味として楽しむのであればTOEIC730点は十分と考えます。
実用英語としてはTOEIC730点は頼りないですが、求人にエントリーできるので実践の場に踏み入れる機会が得られます。
TOEIC730点地点というのは、人生を彩る趣味や娯楽として英語力を楽しむ趣味英語か、仕事など実益をかねたさらなる高みを目指す実用英語、どちらを自分が選択するか、というポイント地点のレベルなのです。
また、どちらの道を選ぶにしろ、学習に費やした時間やお金などの労力が無駄にならない最小のポイントとも言えます。
私がTOEIC730点レベルに達した時に起こった出来事
シンガポールで就労、外資系企業での就労
私がTOEIC730点レベルに達したのはワーホリ帰国直後でした。
帰国後に受験したTOEICは740点でした。
そして私は「英語でさらなる高みを目指す」道を選びました。
まず、国際的に事業を展開する日系企業で英文事務の仕事に就くことができました。
その後、ご縁からシンガポールで働く機会を得ました。
さらに飽き足らず、英語コーチに就いて英語教育について学び、外資系企業に勤めながら、現在はこうしてアドバイザーとして発信する、という道のりを歩んでいます。
TOEIC730点レベルに行くと得られる選択肢が増える
私は決して英語学習者全員が「英語でさらなる高みを目指す」道を選ぶべき、とは思っていません。
趣味で英語を心から楽しんでいる人をたくさん知っていますし、彼らの方が「楽しむ」ということは長けているかもしれません。
ただひとつお伝えしたいのは、英語学習というのはある一定のレベルに行かなければ、描きづらい可能性や選択肢があるのだ、ということです。
私は、ワーキングホリデー出発前には、英語を仕事に使うことも、ましてや英語教育に関わっている未来は全く描いたことがありませんでした。
でも、勉強を継続した先にこの選択肢がでてきました。
途中で学習をやめていたら、起きなかった出来事だと思います。
自分の人生において英語がどの程度重要なものなのか?どれくらいの時間やお金や労力を使っていきたいのか?
その疑問を明らかにするのに、TOEICはとても明確でよい指標です。
以上の理由から私はTOEIC730点取得をお勧めいたします。
あなたの学習方針の参考になれば嬉しい限りです。